消えた同級生【玩具の女編】
プロローグ



深い闇に落ちていく……



そう、例えば深海



どんどん自分の体が深い水の底に落ちていく。ゆっくりと確実に



目の前には光り輝く水面が写っているのに、手を伸ばしても、どんなにもがいても遠くなるばかり





もう疲れた



あの光には二度と戻れない


このまま深い闇に落ちて目をつぶろう


暗闇で一人静かに……












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