消えた同級生【玩具の女編】
「赤ちゃんが大きくなるのと同じ様に、お母さんも母親になっていくんだと思いますよ。そんなに心配することはありません。いずれ来たる時に、自分のペースでいいんですから…」

先生はまたニッコリ笑った

「とりあえず、きちんと避妊をするよう彼には厳しく言っておきますので、あなたは基礎体温指導を受けてくださいね。子宮の戻りをよくする薬も出しておきますから。また何かあったらいらしてください。大丈夫、不安な事は取り除きますからね!」

先生は最後まで優しかった。

こんな私達を一人前の大人に扱ってくれた…


看護婦さんがカーテンから現れ私が案内されると、今度は緋色が別の看護婦さんに案内され待合室に入っていった…

看護婦さん三人に囲まれ、ジョークを交えながら私は妊娠しやすい時期、しにくい時期を教わり基礎体温計をタダでもらった

看護婦さん達も私をちゃんと大人扱いしてくれた

すごく嬉しかった

誰も中学生だとか子供のくせになんて言わない…
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