消えた同級生【玩具の女編】
鈴バアの旦那さんの容態が悪くなり、代わりの家政婦がやってきた。

彼女は23歳で、彼氏とラブラブ。性格は明るくて、異常な前向き。

名前は瑠璃

彼女もまた、俺の人生を変えた人間だ…

俺の姉のような存在


ちょうどそんな頃、俺は地獄に堕ちることになる。






選挙当日

俺らは集計なんかやらなきゃいけない…

早く終わらせて、蒼湖と先生に会いたい!

あの部屋に



夕方になって、やっと終わり俺は慌てて廊下を走った。

待ってる!二人が…

もうすぐ教室に着くというところで、階段の降り口から人が飛び出して来た

俺達は真っ正面からぶつかり、二人それぞれ尻餅をつく


「痛ってー」

「痛い…」

あれ?コイツって確か…

「…寒河江君?」

「ああ、ワリィ!急いでて…」

ぶつかった少年は涙目になりながら腕をさすっていた

「今社会科室に行かない方がいいよ」

「は?な、何で?」

「あの先生と如月さん、イヤラシイ事してるよ…」
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