消えた同級生【玩具の女編】
色んな感情が湧き出してくる
罪悪感、安心感、恐怖感…だけど、目の前の蒼湖があまりにも綺麗で、俺は全てを見ないフリしてまた目の前のご馳走に食いついた。
今は全て忘れよう…
この時間が今の俺の全てだ
いつの間にか夜が明けている。
俺は気絶した蒼湖に自分のブレザーをかけ、しばらくその顔を見つめていた。
手に入った…
しかも俺が最初に手を付けた。
俺の物だ。
誰かに手出しはさせない…
どんな手を使っても、俺の傍から離さない。
俺は鞄からデシカメを取り出し、蒼湖の写真を何枚か撮った。
罪悪感なんかない…
蒼湖を自分の物にするためなら俺はどんな事だって出来る。
自分が何故こんなに蒼湖だけに執着するのかわからない。
すごい美人な訳でも、ナイスバディな訳でもねーのに…
それでもやっぱり欲しいんだ。
こいつ一人が…
「何でこんな事したの?そんなに私の事が嫌いだったの?」
嫌いじゃねーよ…
むしろ……
「もう顔も見たくない!」
「公立に転校する。もう二度とこの学校には来ない!」
蒼湖は甘い…