消えた同級生【玩具の女編】
「まあ、いい…あんなアバズレより、今は君だ
…君はまだ汚れていない…」

山谷が強い力で私の片腕を掴む

「痛っ!」

あまりの痛みに顔を歪めた…

この人…もしかして…

力が入らず思わず鞄が手から滑り落ちた。

「君達は姉妹なんだから、同じだろ?今度は俺が君を汚してあげるよ…如月みたいにイヤラシイ女に、俺が育ててやる…」

そう言うと、山谷はもう片方の私の腕を掴み、首に噛み付いてきた

私はその瞬間、山谷ではない別の人間を見た。


「イヤーーーーー!!!!」


目の前の黒い影が、笑いながら山谷と同じ事を始める…



私はもう恐怖で動けなくなってしまった…









悲鳴!?
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