消えた同級生【玩具の女編】
「上野!!」
俺が慌てて庭園の影に行くと、そこには押し倒されたまま恐怖で目がどこかを向いたまま固まり、激しく体を震わせた上野と、その上野に馬乗りになり、リボンを解いてブラウスのボタンを2、3個開けている山谷の姿があった。
「何やってんだよ!」
俺が急いで山谷をどつき、上野から離した。
「何だよ!テメーと同じ事やってるんだよ!何が悪い!?止める権利なんか無いだろ!」
「お前…」
明らかにおかしい…目が血走って、尋常じゃない雰囲気だ
コイツ、ヤバイ…
俺の脳が赤い点滅を激しく打ち鳴らす。
俺は決めた…
足元のおぼつかない奴の一瞬を狙って、思いっきり飛び掛かり頭を掴んで首を肘で締め上げる。
中学時代、遊びまくった時に覚えた、『落しの技』だ。
俺は頸動脈を締め上げ、やがて山谷は気絶をして落ちた…
上野…
俺は上野に近づきその顔を覗き込む。
俺すら写さない固まった瞳
「上野!上野!!」
何回か強めに頬を叩くが、無反応だ…
俺は辺りを見回し、庭園に撒く水のホースを見つけ、急いで蛇口を捻って上野にぶっかけた。
俺が慌てて庭園の影に行くと、そこには押し倒されたまま恐怖で目がどこかを向いたまま固まり、激しく体を震わせた上野と、その上野に馬乗りになり、リボンを解いてブラウスのボタンを2、3個開けている山谷の姿があった。
「何やってんだよ!」
俺が急いで山谷をどつき、上野から離した。
「何だよ!テメーと同じ事やってるんだよ!何が悪い!?止める権利なんか無いだろ!」
「お前…」
明らかにおかしい…目が血走って、尋常じゃない雰囲気だ
コイツ、ヤバイ…
俺の脳が赤い点滅を激しく打ち鳴らす。
俺は決めた…
足元のおぼつかない奴の一瞬を狙って、思いっきり飛び掛かり頭を掴んで首を肘で締め上げる。
中学時代、遊びまくった時に覚えた、『落しの技』だ。
俺は頸動脈を締め上げ、やがて山谷は気絶をして落ちた…
上野…
俺は上野に近づきその顔を覗き込む。
俺すら写さない固まった瞳
「上野!上野!!」
何回か強めに頬を叩くが、無反応だ…
俺は辺りを見回し、庭園に撒く水のホースを見つけ、急いで蛇口を捻って上野にぶっかけた。