消えた同級生【玩具の女編】
こっそり生唾を飲み込んで、ブラウスを脱いでブレザーの上にシワにならないようにかけ、私は一つ大きな呼吸をして、ブラのホックを外した。

ヤバイ…緊張する…

もう心臓が限界で、私はまた生唾を飲み込み、肩で息をするのを堪えようとした。

ブラも椅子にかけ、スカートのホックに手をかけようとしたとき、寒河江の大きなブレザーが私の肩を包んだ

そして後ろから強く抱きしめられる…

「寒河江!?」

「…碧依…ありがとう…」

寒河江?

「…俺の所に来てくれて…
俺を好きになってくれて…」

…一瞬、泣いてるのかと思った。

でも私が振り向いたときは、見たこともない笑顔で、私はまたヤラれた!

二人でソファに倒れ込んで、夢中で抱き合った。





途中で何回も黒い影が私の前に現れ、私が恐怖で目を閉じようとする度に、寒河江が忘れさせてくれるようなキスをくれた。








やがて私は恐怖を忘れて夢中になっていった…
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