消えた同級生【玩具の女編】

それでも…そんな風に人を無理矢理…

「信じられない!好きな人を不幸にするなんて!」

「お前に何がわかるんだよ!どんなに願っても想いが報われないなら、どんな手を使っても手に入れようとする気持ちが!」

「…わかんないわよ…好きな人には幸せでいてほしいもの…例え寒河江が違う人を好きになったとしても…」

「ふん…偽善者…お前は結局、その身体で男を手に入れてるからわからないんだ…」

「身体を使って手に入れたんじゃないわよ!何も知らないクセに偉そうに言わないで!…そんなに女を憎んでいて、何で、何で淑ちゃんに近づいたのよ?」

「淑ちゃん?あぁ、お前といる奴?あんな女、ただの情報提供させるための道具にすぎないね。お前や寒河江をどうやって苦しめるかの情報は身近な人間に聞くのが早い…
あの女、ペラペラ話してくれたよ、山谷の事とか…」

それは…貴方の事が好きだったから…

話をしたかったから…

それなのに!!
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