消えた同級生【玩具の女編】
「っつーか、何そのタオル?心配しなくてもそっちは充分見たから、気にしなくていいぜー」

私はどうすることも出来ない恥ずかしさに襲われ、俯いた

膝を寄せようと足を動かした時、傷がしみて、私は少し眉をひそめた。

「…痛いか?悪かったな…、ちょっと無茶しすぎたな…」


また沈黙になる……


水音が浴室中に響いている。

寒河江が私の両肩を掴み、ゆっくり首筋に舌を這わせた。

私はびっくりして振り向いた。

「…ちょっと待って!こんな所で…」

寒河江の顔を正面から見る。

お風呂のせいで妙になまめかしい顔…

だめだ、騙されちゃいけない。悪魔は美しい姿をしているというんだから

「色っぽいね、蒼湖…」

後頭部を引き寄せられ、中途半端なままキスをする。

舌が絡んで、湯気でおかしくなりそう…

壁に押し付けられて、寒河江が夢中で絡めてくる。私はどうしていいのかわからなかった…


ただ従った…



「あー、やばい。やりてえ」
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