君に初恋。[短篇]
私は心の中で
誰か助けてと叫んだ。
その時
「やめろよ!おっさん!」
と言って誰かが助けてくれた。
おっさんは慌てて
逃げて行った。
私はゆっくり顔をあげて
びっくりした。
私を助けてくれたのは
末永涼太くんだったから。
私は安心して
涙が溢れてしまった。
「高松さんっ?大丈夫?」
「あ…末永くん…ありが…とう」
私は泣きながら言った。
「怖かったよな…でももう大丈夫だから」
そう言って私の頭を撫でた。