キミと生きた時間【完】

昼休みを告げるチャイムが鳴り響き、教室内が一気にざわつく。


「ねぇ、里桜。一緒にお弁当食べようよ」


「うん。一緒に食べよう」


隣の席から声をかけてきた樹里


あたしはニコッと笑って頷いた。


「里桜はいつもどこで食べてるの?」


「屋上が多いかな。樹里は?」


「あたしは教室。じゃあ、今日は屋上に行こうか?」


「うん!」


あたし達はお弁当の包みをかかえて揃って屋上を目指した。





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