Tulipーーーー永遠の愛ーーーー

紫堵は頭をくしゃくしゃとして………

私を真剣にみつめてこう言った…





「んなの!好きだからにきまってんだろ!」



えっ?

紫堵が?


ここは 私も好きだよ?


って言いたい………

でも…。


言えない……


ほんとに?


私を?


でも…私じゃだめだよ………

迷惑かけるだけ……

私は歯をくいしばり…



真剣に紫堵をみつめ



「私は好きにならないよ?

こんな時にそんな事言わないで………」


また涙があふれそうだったから

バレないように



下を向いた…………




「そっか…いきなりごめんな?」



私は下を向いたまま静かに頷いた。

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