秘密から始まる恋
こうなったら…
ケータイのメモで告白文を作る
『好きです。付き合ってください』
こんなんでいいのかな…
「藤堂っ!!」
「何?」
「こっこれっ!!」
藤堂にケータイを渡す
藤堂はそれを受け取り画面を見る
そして私にケータイを返す
「……桜崎」
「はっはいっ!!」
「……ごめんっ………気持ちは嬉しいんだけど………」
「…………そっそっか」
涙が溢れそうだった
我慢しなきゃっ
藤堂の家につく
「じゃあな」
「うんっばいばい」
バタンとドアがしまったそのとき
一筋の涙が頬をつたった