【完】彼氏が私に冷たい理由。
「違うよ…。」

そう言って私の肩を掴む…神川くん

「どうしたの?」

「俺さ…瑠美ちゃんのことが好きなんだ…。」

「へ?」

好きって…

「友達としてだよね?」

だって友達だし。

「恋愛感情だよ…。」

「え?冗談やめてよ。」

「冗談なんかじゃないよ…だって瑠美ちゃん全然気付いてくんないし…しかもちゃっかり彼氏なんか作ったりしてさ…。」

えぇぇぇええ!?

「それって結構前からってこと?だってまだ入学して5ヶ月だよ?」

だってもし雨宮君と付き合っていたら2ヶ月ちょいだし…

って、まだ別れて一日もたってないけど。

「一目惚れだったんだ…。」

そんな懐かしそうに言われると恥ずかしいんですけど!

「そ、そうなんだ…。」

「でも雨宮と付き合ってるって知ってからは諦めようと思った…でも瑠美ちゃん全然幸せそうじゃないし!」

そう言ってニコッと笑う神川くん…

人の不幸を笑うなぁ!

「そんなはっきり言わないでよ。」

「ごめんごめん…ねぇ…瑠美ちゃん、好きだよ…。俺だったら幸せにしてあげるよ?だから俺と「瑠美!!!」

これはもしや告白ですか!?

と、思っていたときだった。

今でも大好きなあの人の声が聞こえてきた。

瑠美sideおわり



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