恋結び ~キミのいる世界に生まれて~
直接言えないことはメールで済ます時代。
そんな時代だからこそ、文字の温かみや想いっていうものが、より伝わるようになった気がする。
一人一人違う形を持つ文字に込められた言葉には、その人の気持ちまで乗り移って。
繰り返し繰り返し目に焼き付ける程に、心に刻み込まれていく。
"俺ならそうする"
まるでそう書かれているような翔平からのメッセージは、確実にあたしの背中を押してくれた。
メモ紙を握り締めながら。
そっと、目を閉じる。
ただ、自分の心に正直に。
「………」
答えなんて、本当はとっくに出ていたのかもしれない。
…あたし、
会いに行きたい―…