305号室の男。【完】

「…ぁんっ…ぃゃっ…んっ…!!」



女の喘ぎ声。



壁が薄いのか、女の声が大きいのかは分からない。



そして毎日のように聞こえるソレは毎回違ってる。



つまりは、毎回違う女。



そして麻痺してしまっている、あたしの脳。



BGMね、B・G・M!!



それにしても毎日ってどんだけイイ男なのよ。



一度文句がてら顔でも拝見してやろうかしら。



そんなことを考えていると時計の針は午後6時を、さしていた。


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