305号室の男。【完】

「お腹減ったな…」



得意の独り言を呟き、化粧もせずラフな格好で近所のスーパーへと行くことにした。



「簡単なモノ…簡単なモノ…」



誰にも聞こえない声で呟きながら店内をウロウロする30歳。



どっかにイイ男いないかなー?



なんて思いながらレジのお兄ちゃんの笑顔に癒される独身女。
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