305号室の男。【完】
「え?いいよー。葵は帰んな?」
「帰りませんよー。だって奈緒さんとゴハン食べに行くんですから!」
ニコリと笑った、葵。
「葵ー!!好きよー!!」
そう言って抱き付けば。
「奈緒さん、あたしソッチの趣味ないですよー?」
クスリと笑う葵。
「あたしだってないわよ。じゃ、少しだけ残業お願いできる?」
「はい!」
こうして葵に手伝ってもらったお陰で早く終わることができた。
「よし、じゃぁ行こうか」
「はい!」
奈緒と葵は会社を出た。