305号室の男。【完】
それと同時に



「キャーーーーっ!!!!」




「おい、誰か救急車呼んでくれっ!!!!」




「君、大丈夫かっ!?」



たくさんの声が聞こえた。



こういう時に当たる女の勘。



詠二なんじゃないか…って思った。



あたしは、ゆっくり…ゆっくりと、野次馬の中に入り倒れる人を見つけた。



「え…いじ……」



夢だと思いたかった。
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