305号室の男。【完】
「ねぇ、奈緒ちゃん…。僕と居られて…幸せ、だった…?」
「なに言ってんの!幸せに決まってるでしょ?これからだって幸せにしてよっ…!!」
「うん…。そうしてあげたいんだけどさ…僕、もうダメみたいなんだよね…」
詠二の涙…。
初めて見た…。
詠二は長くないんだ…そう感じた。
「なに言ってんの!幸せに決まってるでしょ?これからだって幸せにしてよっ…!!」
「うん…。そうしてあげたいんだけどさ…僕、もうダメみたいなんだよね…」
詠二の涙…。
初めて見た…。
詠二は長くないんだ…そう感じた。