冷酷社長の極上の愛②
・・・そう言って私の肩を抱き寄せた宗吾。

・・・幸せいっぱいの中、

車は自宅に到着した。

・・・

そんな私たちを待ち受けていた者が、一人。


…恐怖のあまり、

私は震えながら、宗吾にしがみ付く。

・・・宗吾も、私を守るように、

しっかりと抱きしめた。


「…今更何の用だ、大倉」


・・・そう、

私たちを待っていたのは、

祐ちゃん。

大倉祐司。



「どうしても一言言いたくて来た」


「・・・」


私はその場から一歩も動けない。

ただ震え、涙目で祐司を見つめる。


そんな私を見て、

祐司は悲しそうに笑った。
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