冷酷社長の極上の愛②
そしてようやく、ハッとした顔をした。

「赤ちゃんが動いたんだな」

「・・・はい」


私は優しく微笑んで、小さく頷く。

宗吾は満面の笑みで私のお腹を優しく撫でた。


「本当に、お幸せそうで、羨ましいです」

スタッフの声に、2人は笑った。


ちょっと不安だった。なかなか胎動を感じない方もいますから、

そんなに気にしないでくださいとは言われていたけれど、

生きているなら、育っているなら、ちゃんと感じたかった。

やっとそれを感じる事が出来て、胸一杯幸せだった。


…打ち合わせが済むと、私と宗吾は、検診に向かっていた。


「とても元気そうですね」

3Dのエコーでお腹の赤ちゃんを確認していく。

赤ちゃんは、元気そのもだった。
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