冷酷社長の極上の愛②
今日1日は、とても幸せな日だった。

…いや、正確には、毎日なんだけど、今日は更に特別と言うか。


…それからさらに2か月後。

私たちは親類や、親しい友人だけを集めて、

結婚式と、披露宴を挙げた。

緊張する事もなく、和やかだった結婚式は、

忘れられない思い出になった。


・・・その日の夜。

いつものベッドで横になる。

宗吾の腕枕にゆったりとした気分。


「今日は疲れただろ?」

私の頭を優しく撫でながら、宗吾が呟いた。


「いいえ、とっても楽しかったですよ。

沢山の人に祝福されて、いい思い出がまた増えました」


「よかった」

そう言った宗吾は優しく微笑み、私にキスを落とす。

私はゆっくりと目を閉じ、そのキスに酔いしれる。


・・・はぁ。


突然、宗吾の溜息が聞こえてきた。

私はパッと目を開け、宗吾を見上げる。


「どうしたんですか?」
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