冷酷社長の極上の愛②
新幹線に乗り、東京に向かった。

・・・

東京駅に着き、

新幹線を下りた途端、

現実に引き戻された。

今までの事が夢のようだったせいか。

思わず、ため息を漏れる。


「まだ、2人きりでいたかったか?」

「///」


「家に帰れば、また二人になれる。

一仕事済めば、すぐに帰ろう?」

そう言って、ニコッと笑った宗吾。

私の事は何でもお見通し・・・かな?

・・・

会社の最上階、

秘書室の扉を開けると、

「「おかえりなさいませ」」

秘書の、光輝と光司が声を合わせてそう言った。

「「ただいま」」

思わず私たちの声も重なる。


「より一層、仲睦まじい事で」

そう言って微笑んだ光司。


「いつまでもイチャツイテないで、

仕事モードに切り替えてくださいよ?

もうすぐ、お客様がお見えになりますから」

と、悪態をつく光輝。
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