冷酷社長の極上の愛②
「言われなくてもわかってる。

…秋穂、お茶の準備を頼む。

そろそろ来るころだろうから」


そう言った宗吾。


「かしこまりました」

私もキリットした態度でそう言った。

仕事モードのスイッチが入った。

・・・

そして間もなくして、

同じ建設会社の社長がやってきた。

美人の秘書を連れて。

・・・

「お久しぶりです。仙堂社長」

「本当に久しぶりだな、白鳥社長。

麗子も、宗吾君に会うのは久しぶりだな?」


「・・・ええ」


仙堂社長の意味深な言葉に、

私は二人を交互に見た。

「久しぶり、麗子」


「本当に・・・また、色々とよろしく」

そう言って握手をしあった二人。

・・・

この二人、昔何かあったに違いない。

女の直感だった。
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