冷酷社長の極上の愛②
その声は、

私と仲良くしたいといった声。

綺麗で澄んだ声の主。

・・・

「「麗子」」

宗吾と、男の声が重なった。

・・・

思わず宗吾と男は顔を見合わせる。

呆れたような笑いを浮かべた麗子。

「ちょっと人の旦那様、殴られちゃ困るんだけど?」

?!!!!

私と、宗吾は耳を疑った。

人の旦那様?!

・・・という事は、この男は、

麗子の旦那…様。?

・・・

「仕事で遅れて、もう着くからってメールが来て、

化粧室に立った亜紀さんを呼び止めたら、

倒れちゃうんですもの…こっちが驚いたわ」


・・・

返す言葉もありません。

今回は全部、私に非がある事は、

一目瞭然のようだし・・・

・・・

「…じゃあ、私の肌がなめらかだとかなんとか

言ったのは?」

おずおずと尋ねると・・・
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