パッセージ


走って追いかけてくる佑樹の気配を感じながら、最後にチラッと2人の方を見た。


羽海は、男と手を繋いでいた。



「えっ!?ちょ、大丈夫か奏汰!?いきなり滑んなよなー。でも、お前がこけるなんて珍しいな」



オレは動揺などしていない。


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