裸の街
うぐぐ、もよおした・・。
これって、これって、尿意便意って
このボディースーツなら
マイナスイオンに変えて、、
空気中に、、だろ・・・・
だけど、この精神コントローラのせいか
意外に気分がいい、、
のはヤバイ。笑いながら
漏らすのは避けたい

サトシ、、トイレ行きたいんだけど・・・

トイレ?スーツの設定、
シンプルモードでしょ?
まさかデフォルト?

何も設定しなければ
シンプルじゃないのか・・

ああ、デフォルトなのねん ふふ
設定リモコン持ってきた?
ないの? じゃトイレ行こ

俺は漏らさないよう、しかし
思いきりも走れず、早歩きをした。
万が一、もらした場合、
この透明ボディースーツから
見える「それ」は、、、
考えるのはよそう。

アブラ汗をかきながら
トイレの前についた。

あ! XAAA-1タイプは、
手首タグに設定条件を
音声で伝えることができるんだった!
と、サトシ。

それを早く言えーーーー!

「シンプルモード」
と手首タグに言った

今までの腹痛がなくなり、スッキリ。
サトシが、
「わ~~イオンだイオンだ~~~」
と、吸っている。

・・・吸うな・・・

子供みたいに天真爛漫なサトシである。

そうして
2階のボディースーツ売り場へ行った。

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