裸の街
ピンポーン・ピン・ポーン・ピポピポピポピポピポピポ

このチャイムの鳴らし方・・・サトシだ・・・

扉を開けると、全裸のサトシがいた
やっぱ裸かよ~~~~。。

どうしたぁ~?
仕事のしすぎかあ?
無断欠勤ヤバイぞぉ。
オマエの好きな肉まん買ってきたー
聘珍樓のだぜい

わざわざ買ってきたのか…
いいやつだよな

そうだな ここのところ
残業ばっかだったから体調くずした。

サトシとは幼なじみで、会社も同じだ。
いいやつなんだけど
ちょっと「天然」なんだよな

俺は言葉を選びながら、

なぁ サトシ 寒くないか?

いきなり、なんで裸? と言うのは
裸があたりまえの「この世界」にすれば
アタマがおかしい と思われるので 
探るように聞いた。

寒い?なんで??
あ、いっきょう君、ぼでぃすーつ、
付けてなーい
恥ずかしぃーーオレはその気ないよ~~

なんだよサトシ、この姿がふつうなんだろ

ぼでぃすーつ付けてなきゃ寒いっしょ
とサトシは言うが…?

あ、何かその…ケースにあったな

(洋服)ケースを開けると、サトシが言った

お、いっきょう!これ最新型じゃないの!
どうしたのこれ?

どうしたのって・・・
最新型って何・・・
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