初恋

かるい気持ちで好きになったんじゃない


けど、ノリで行かなきゃ


泣き崩れて


今にも逃げ出しそうな自分がいた


あっ拓だ♪


「あのっ拓っ!!」


「ん?ミホどうした?」


「実は、そのぉ…」



なんでいつもの自分が演じれないの?!



「お?何、恋しちゃってる女の仔の顔してんの?可愛い♪」


可愛いだって♪


…いやっ違う!!


こんな事を言ってほしくて話かけたんじゃない!!


てか最後まで聞いてよ!


「あのね拓、違うの。確かに恋してるんだけどね、その相手はねウチの…」


「ちょっと待ったぁ!!」


「えっ…?」



ちょっ…なんでこんな肝心な所で止めんの?
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