オアシス・カフェ〜三人のプリンス〜
「それにね、永山さんの真っ直ぐな瞳がいいなって思ったの。ストレートに気持ちを伝えてくれるし。顔真っ赤にして照れてる姿なんて、ホント可愛いんだよ?」
私達の前を、広大さんと歩く永山さんの背中を見つめる。
知れば知るほど、永山さんがいい人だってことがわかる。
この人と付き合ったら、幸せなんだろうなって…
「こうやって遊んで、彼の事どんどん知っていけたらいいなって本当に思ったんだ」
「そっか。なら私も応援する。今日は楽しもう!」
「うん!」
凛子は多分、まだ少し私が無理してることに気付いてると思う。
深く聞かないでくれてありがとう。
心配掛けてごめんね。
「ふふ、凛子大好き!」
「も〜う!急に何よ!ふふ、私も大好き!」
凛子が親友で、本当に良かった。