オアシス・カフェ〜三人のプリンス〜

「な、ないないないない‼男が寄ってくるなんてありえないよ!」

「はぁ、柚姫はいつまで経ってもドがつく程の天然なのね…」


ハルちゃんは呆れたようにやれやれと息を吐いた。



「ねぇ。そういえばオープンした時、どうして店には来るなって言ったの?」


ハルちゃんならお客さん第一号として招待してくれるかなって思ってたけどそんな話は無く…

寧ろ来て欲しくなさそうだった。


私はすぐにでも来たかったのに、私が勝手に来れないように店の場所も教えてくれなくて…

理由を聞いても「駄目なものは駄目!」の一点張り。

こんな素敵なお店なのになんで駄目だったのか全然わからない。


「それはね、うちは男性スタッフが多いからよ」


真面目な顔で呆れた事を言い放つハルちゃん。


「…え?そんな理由?」


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