君と図書室で
大地君の目が光った気がしたのは気のせいじゃなかった。
そこから始まったのは大地君のスパルタ会話教室。
すごく疲れたけど、それ以上に楽しかった。
「今日のことを生かして明日は頑張って教室で話すぞ!」
「う、うんっ!」
明日は頑張ろう!
そう意気込んで図書室を出ようとした。
「それじゃあ先生、また明日」
「円城寺先生またね~」
「あら、本はいいの??」
「「あ」」
…本のことすっかり忘れてた私たちでした。