君と図書室で
離れなきゃ
「由佳ちゃんおはよ!」
「!!」
もうずいぶん聞きなれたこの声。
…やっぱり、大地君だ!
自然と頬の筋肉がゆるんで笑顔になれちゃう。
「おはよ~大地君」
「昨日は楽しかったね」
「うん!いつも以上にいろいろ話せて楽しかった!」
結局昨日は三人でハンバーガーを食べながらいつもみたいにいろんなことを話した。
気づいた時には、大地君も楽しそうにしてて一安心した。
大地君を元気づけようと思ってた私もいつの間にか楽しんじゃってんたけどね。
そして今日を迎えちゃったワケだけど…
昨日ほどツラそうじゃなさそうじゃない大地君を見てほっとした。
そして笑いかけてくれて嬉しい。
やっぱり大地君には笑顔が似合ってるもん。
…大地君の笑顔が好きだもん。