君と図書室で

「う~っ」



 嫌だよ。

 本当は話したいよ。

 前みたいに笑いあいたいよ…。


 大地君のそばにいたいよ。




「大地君…」



 大地君のことを考えるだけで、涙があふれてくる。

 どうしてこんな風になっちゃったんだろう…。






「…由佳ちゃん」

「・・・!!」



 この、声…。




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