君と図書室で

「大地君、私…っ」


 緊張で上手く呼吸ができない。

 耳元で心臓が鳴ってるくらい、心臓の音が大きい。

 まっすぐ立っているかどうかすら分からない。

 緊張しすぎておかしくなりそう。


 でも…

 伝えるって決めたんだっ!




「大地君のこと好きなのっ!」



 ずっと、一緒にいたい。

 誰よりも大地君の近くにいたい。

 大地君の特別な人になりたい。



「・・・っ」


 心臓が破裂しそう。

 何この感覚…。


 この時間が永遠に続きそう。

 息が…できない。



「由佳、ちゃん」 

「・・・はぃ」



 頭が壊れそう。



「…ごめん」

「・・・・!!」




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