結婚の賞味期限 人生の消費期限【完】
おまけ…長男 晃希Side「ぼくのぱぱ」


僕は、まだ、1歳になったばかり。

だから上手に話すことはできないけど、パパやママ、お姉ちゃんたちが

何を話しているのかくらい、ある程度はわかる。


でもみんなは赤ちゃんだからって僕を可愛がる。


もう僕は立って歩くし、お話もできるから…

赤ちゃんなんかじゃないのにね。


僕のパパとママは同じ会社でお仕事をしている。


だから僕は1歳になってからすぐ、保育園に行くことになった。

それまで、ママはお家にいたからずっ~と一緒に居られると思っていたので、

僕はびっくりした。


保育園に行くまでの僕は、毎日ママがそばにいて、泣けば抱き上げてくれる。

お腹がすけばおっぱいをくれる。

この頃は離乳食とかいう食べ物もくれるようになった。

みんな僕と違って何かを口に入れていたから、

それを僕も口に入れてみたかった…


ママのおっぱいは好きだけど、でも食べることも大好き。


そうやって1日を過ごしてい夕方になると

お姉ちゃんたちが学校から帰ってくる。

お勉強をすませると僕と遊んでくれた。


僕を囲んで、パパ、ママ、ゆな姉ちゃん、みな姉ちゃん。

家族全員が集まりみんなが笑顔になる…

僕はこの家の太陽だ。
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