結婚の賞味期限 人生の消費期限【完】
「「いってきま~す」」
娘達がばたばたと学校に出かけていった。
私は晃希の保育園の用意をしながら
「パパ、こうちゃんの集金袋見た?」
「いつもかばんの中に入ってるんじゃない?」
「それがないから、きいてるんだけど…」
この忙しい時間に、必要なものがない。最悪現金を直接渡すしかないけど…
どうしてこういつも物を失くすのだろう…
心当たりをごそごそと探す。
そんな様子をみずき君は微笑みながら見つめていて…
私はムッとした。
「ねえ、そこで突っ立っているなら探して。見つからないと困るの!!」
それでも彼は微笑みながら、こっちを見て手を動かしている…
絶対に集中してない。
「もしかして、ママのバックの中にあるんじゃない?」
私はその言葉にはっとして、自分のバッグを探しに寝室に向かう。
まだ、バッグは確かそこにあったはず…
リビングに見つけたバッグを持ってきて
中身をひとつずつテーブルに広げる。これにそれに…
1つずつ並べても…
いつまでたっても出てこない…
たぶんここに挟んでなかったら、どうしよう…
次の瞬間私は黄色い袋を指につまんで目の前に出した。
「あったぁ~」
「よかったね。じゃ、いこっか?」
その時、みすき君はさっと晃希を抱き上げ、園バックを右手に持っていた。
娘達がばたばたと学校に出かけていった。
私は晃希の保育園の用意をしながら
「パパ、こうちゃんの集金袋見た?」
「いつもかばんの中に入ってるんじゃない?」
「それがないから、きいてるんだけど…」
この忙しい時間に、必要なものがない。最悪現金を直接渡すしかないけど…
どうしてこういつも物を失くすのだろう…
心当たりをごそごそと探す。
そんな様子をみずき君は微笑みながら見つめていて…
私はムッとした。
「ねえ、そこで突っ立っているなら探して。見つからないと困るの!!」
それでも彼は微笑みながら、こっちを見て手を動かしている…
絶対に集中してない。
「もしかして、ママのバックの中にあるんじゃない?」
私はその言葉にはっとして、自分のバッグを探しに寝室に向かう。
まだ、バッグは確かそこにあったはず…
リビングに見つけたバッグを持ってきて
中身をひとつずつテーブルに広げる。これにそれに…
1つずつ並べても…
いつまでたっても出てこない…
たぶんここに挟んでなかったら、どうしよう…
次の瞬間私は黄色い袋を指につまんで目の前に出した。
「あったぁ~」
「よかったね。じゃ、いこっか?」
その時、みすき君はさっと晃希を抱き上げ、園バックを右手に持っていた。