結婚の賞味期限 人生の消費期限【完】

ゆなとみなとこうき

私には3人の子どもがいる。優奈(ゆな)と美奈(みな)と晃希(こうき)。


今の職場に就職してから、産休育休以外はずっと働いてきた。

そして長い間、1人で家事、育児、仕事の全てをこなさざるおえなかった。

特に娘達が小学校に上がるまでは本当に大変だった。


優奈は12歳で小学校6年生、美奈は10歳で4年生。

晃希はつい最近1歳になり保育園に通い始めた。


私も盆明けに仕事に復帰したので、産休育休中とは違って、

それこそ1日があっという間に終わる。


まずは5人で朝のバタバタを終わらせると、

娘達は小学校に、晃希は8月に通い始めたばかりの保育園に行く。


私は当たり前のように、晃希の送迎は自分が全てするつもりだったが、

「何に関しても、特に子供の事については、できる時にできる方がすればいい」

と言って、急ぎの仕事がない限り晃希の朝の送迎はみずき君の日課となった。


最初は遠慮もあったけど、母であり妻である私にとって、

朝はやることが本当に山のようにあり…

結局そういう所のしわ寄せがいくぐらいならと思い、

そう言ってくれるみずき君の言葉に甘えることにした。

そして、みずき君は、優奈や美奈、晃希のパパであることを

毎日楽しんでいるようだった。
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