結婚の賞味期限 人生の消費期限【完】
今回の地味な披露宴で、私たち二人が唯一こだわったのが
最後予定していた両親に感謝を伝える花束贈呈だった。
決められた時間が来て、音楽を合図に両親が前に進み出て並ぶ。
みずき君は私の母、私はみずき君のお義母さんとお義父さんの前に立つ。
「今日は、僕達の結婚式にお越し下さりありがとうございます」
彼に合わせて頭を下げる。
「僕たちは、入籍してもうずいぶん夫婦としての時間を重ねることができました。
それもひとえに僕たちの両親が、この世に僕たちを産み育んで下さった
おかげに他なりません。
そして今度は僕達が親として子ども達を育む側になりました。
育てていただいた恩を決して忘れず、教えを乞いながら、
これからも家族として生きていきたいと思います。
本当に今までありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いします…」
スタッフから花束を受け取り、お互いの両親に花束を渡す。
まずはお義父さんから…
花束をやさしく微笑みながら受け取ってくれ、
花束を片手にお義母さんに寄り添う。
お義母さんは少し涙ぐみながら花束を受け取り、小さな声で
「ひなさん。頼りない息子を…
瑞希をよろしくお願いします」
と深々と頭を下げた。
その真摯な姿を見ながら、本当にすべてのことに感謝なのだと改めて思った。
最後予定していた両親に感謝を伝える花束贈呈だった。
決められた時間が来て、音楽を合図に両親が前に進み出て並ぶ。
みずき君は私の母、私はみずき君のお義母さんとお義父さんの前に立つ。
「今日は、僕達の結婚式にお越し下さりありがとうございます」
彼に合わせて頭を下げる。
「僕たちは、入籍してもうずいぶん夫婦としての時間を重ねることができました。
それもひとえに僕たちの両親が、この世に僕たちを産み育んで下さった
おかげに他なりません。
そして今度は僕達が親として子ども達を育む側になりました。
育てていただいた恩を決して忘れず、教えを乞いながら、
これからも家族として生きていきたいと思います。
本当に今までありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いします…」
スタッフから花束を受け取り、お互いの両親に花束を渡す。
まずはお義父さんから…
花束をやさしく微笑みながら受け取ってくれ、
花束を片手にお義母さんに寄り添う。
お義母さんは少し涙ぐみながら花束を受け取り、小さな声で
「ひなさん。頼りない息子を…
瑞希をよろしくお願いします」
と深々と頭を下げた。
その真摯な姿を見ながら、本当にすべてのことに感謝なのだと改めて思った。