キライノカケラ
車のエンジンが止まって アタシは助手席を下りた。


少しして千尋も運転席から降りてきて
二人で歩いた。


部屋の前についたときだった


「鈴木さん?鈴木 今日子さん?」て声がしてアタシは
思わず足を止めた。


振り返ると ショートヘアーの女性が立っていた。


「友達?」千尋が聞いたから


「知らない」と答えた。


ショートヘアーの女は アタシに足早に近づいてきて

「クソ女!!!」と叫んだ瞬間


頬に激しい痛みを感じてアタシは 雪の上に倒れた。



何が起きたかわからないアタシの上に 女は馬乗りになった。


「ちょっと!!!何すんのよ!!!」



アタシはその女に向かって 体を起こそうとしたら
また ぶん殴られた。

「キャ~~~!!!」


口の中が生臭い味になった。
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