キライノカケラ
そういえば 千尋と一緒に夏期講習に行ったのが中一の時
アタシは講習にしかいかなかったけど
なぜか 千尋は継続して行くようになった。
「俺だって別に行きたくなかったけど 花ちゃんがいたから
必死にがり勉の中に入って頑張ってきたんだ……。
N高にこだわったのも 花ちゃんが志望してたからで
合格した時は嬉しかった。同じクラスになって……
またさらに好きになって……」
耳をふさぎたくなる内容だった。
「やっと告白したんだ……すぐにごめんなさいって
考える間もなく 撃沈・・・・・」
撃沈でよかったよ。
アタシは胸をなでおろす。
「俺のこともっと知ってもらえれば絶対好きになってもらえる」
「すごい自信だね。ビックリした」
千尋の発言に少々戸惑う。
「だって 学校の千尋と 家の千尋は別人だよ。
どっちが本当なのか アタシだってわかんない……」
「どっちも本当だよ。ただキョンタといると
すげー楽なんだ……波長が合うっていのかな…かっこつけなくても
いいんだって……いろんな俺が出てきてさ 結構好きだ」
結構好き?じゃあ アタシじゃダメなの?
喉まで出かかった言葉を飲んだ。
アタシは講習にしかいかなかったけど
なぜか 千尋は継続して行くようになった。
「俺だって別に行きたくなかったけど 花ちゃんがいたから
必死にがり勉の中に入って頑張ってきたんだ……。
N高にこだわったのも 花ちゃんが志望してたからで
合格した時は嬉しかった。同じクラスになって……
またさらに好きになって……」
耳をふさぎたくなる内容だった。
「やっと告白したんだ……すぐにごめんなさいって
考える間もなく 撃沈・・・・・」
撃沈でよかったよ。
アタシは胸をなでおろす。
「俺のこともっと知ってもらえれば絶対好きになってもらえる」
「すごい自信だね。ビックリした」
千尋の発言に少々戸惑う。
「だって 学校の千尋と 家の千尋は別人だよ。
どっちが本当なのか アタシだってわかんない……」
「どっちも本当だよ。ただキョンタといると
すげー楽なんだ……波長が合うっていのかな…かっこつけなくても
いいんだって……いろんな俺が出てきてさ 結構好きだ」
結構好き?じゃあ アタシじゃダメなの?
喉まで出かかった言葉を飲んだ。