キライノカケラ

俺様系と呼ばれているのは知っていた。

めんどくさいから
どっちかというと冷めた面を出してきた。

キョンタだけは　心許せる相手で
俺は素直になれた。

俺とキョンタの関係は幸いにも誰にも知られず
俺は存分にキョンタには素の俺の
もう一つの部分を見せてきた。

告白のことはキョンタの耳にも入っていたようだった。


そんな会話の中で
花が　からかわれていたという話を聞いて

もしかしたら　誰も信じられなくて
俺の告白も拒否したんじゃないかって
一筋の光が見えた気がした。


キョンタには　花を追いかけるのはやめろと
言われたけれど

俺の告白でまた　花に迷惑をかけるかもしれないけど
そん時は俺が　花を守ればいいと思っていた矢先に


花がまたからかいを受けたことを知った。
幸いにも　キョンタが俺の代わりに花を
守ってくれたようで


感謝の気持ちで一杯だった。


そしてもう一度　花に向き合って
俺が　花を守ってやるそう誓ったんだ。


花の不登校が始まって　俺はもう一度
花に気持ちを伝えようと思っていた。