キライノカケラ
花の母親は公園を挟んで奥隣にある ケーキ屋に俺を連れて行った。
ミルキーリスト
聞いたことがある……
あ
キョンタの好きな ケーキ屋の名前だった。
いつも撃沈してるから 甘い香りには気づいてたけど
ちゃんと店を見たのは初めてだった。
駐車場には車がたくさん停まっていて
外のオシャレなテーブルで 数人の客がケーキーを
食べていた。
美しい色の花たちが 眩しかった。
「どうぞ」
花の母親が 好きなケーキーと飲み物を選べと言った。
「いえ 俺はいいんです」
「いいから いつもノートもってきてくれるお礼させて」
ニッコリ微笑む笑顔
花もおかあさんみたいに 人なつっこく笑えばいいのに
とりあえずキョンタが好きな
ロールケーキとアイスティーをお願いした。
高校生の男子生徒が こんなオシャレなとこで
ケーキ食べる姿はどう映るのか
そう考えると少し恥ずかしかった。
「いらっしゃいませ」男の人の声
顔をあげると パティシエだとわかる風貌のおじさんが
ケーキーとアイスティーを運んできた。
「花の 父親です いつもありがとう」
心臓がドキンと言った。
ミルキーリスト
聞いたことがある……
あ
キョンタの好きな ケーキ屋の名前だった。
いつも撃沈してるから 甘い香りには気づいてたけど
ちゃんと店を見たのは初めてだった。
駐車場には車がたくさん停まっていて
外のオシャレなテーブルで 数人の客がケーキーを
食べていた。
美しい色の花たちが 眩しかった。
「どうぞ」
花の母親が 好きなケーキーと飲み物を選べと言った。
「いえ 俺はいいんです」
「いいから いつもノートもってきてくれるお礼させて」
ニッコリ微笑む笑顔
花もおかあさんみたいに 人なつっこく笑えばいいのに
とりあえずキョンタが好きな
ロールケーキとアイスティーをお願いした。
高校生の男子生徒が こんなオシャレなとこで
ケーキ食べる姿はどう映るのか
そう考えると少し恥ずかしかった。
「いらっしゃいませ」男の人の声
顔をあげると パティシエだとわかる風貌のおじさんが
ケーキーとアイスティーを運んできた。
「花の 父親です いつもありがとう」
心臓がドキンと言った。