キライノカケラ
「きみのようなイケメンにそんな風に思われてるなんて
花はビックリするだろうな」
「まったく相手にされてないんです」
「信じられないのよ 私たちもだもの」
俺は 交通事故にあった猫を抱きしめて
病院に向かった花の話をした。
「あの時いたんだ」
「はい 隠れてました」
「うちにいた猫がね 交通事故にあって・・・・・
それも何台にもひかれたようで…花が見つけた時には
悲惨な状態だったのよね……その猫と
毛色も顔もよく似ていたみたいで……
体が勝手に動いていたって言ってたわ」
「花はうちの猫が死んだときのことずっとずっと
罪の意識にさいなまれていてね・・・・・。
花のせいじゃないって言ってるんだけど
たまたま部屋の窓を開けたまま少しだけ離れてる間に
いつもは絶対に外にいかない猫だったんだけど
出て行っちゃったんだよね……
必死に探して……朝 車に轢かれていた猫の横に
壊れて散乱していた首輪の鈴で……
あの時から花は変わっちゃったのよね……」
何台にもひかれた猫はきっと悲惨だったんだろう
それがかわいがっていた猫だったのは
ショックさも想像がつかないほどだった。
「それから獣医になるって言って
勉強もし始めたけど あの子は動物の死に対して
冷静ではいられないと思うから……
私たちは何も言わないけど ちょっと心配してるの」
花が作り上げたプランターの寄せ植えは
すごく可愛く仕上がっていた。
花はビックリするだろうな」
「まったく相手にされてないんです」
「信じられないのよ 私たちもだもの」
俺は 交通事故にあった猫を抱きしめて
病院に向かった花の話をした。
「あの時いたんだ」
「はい 隠れてました」
「うちにいた猫がね 交通事故にあって・・・・・
それも何台にもひかれたようで…花が見つけた時には
悲惨な状態だったのよね……その猫と
毛色も顔もよく似ていたみたいで……
体が勝手に動いていたって言ってたわ」
「花はうちの猫が死んだときのことずっとずっと
罪の意識にさいなまれていてね・・・・・。
花のせいじゃないって言ってるんだけど
たまたま部屋の窓を開けたまま少しだけ離れてる間に
いつもは絶対に外にいかない猫だったんだけど
出て行っちゃったんだよね……
必死に探して……朝 車に轢かれていた猫の横に
壊れて散乱していた首輪の鈴で……
あの時から花は変わっちゃったのよね……」
何台にもひかれた猫はきっと悲惨だったんだろう
それがかわいがっていた猫だったのは
ショックさも想像がつかないほどだった。
「それから獣医になるって言って
勉強もし始めたけど あの子は動物の死に対して
冷静ではいられないと思うから……
私たちは何も言わないけど ちょっと心配してるの」
花が作り上げたプランターの寄せ植えは
すごく可愛く仕上がっていた。