キライノカケラ
職員玄関から入って遅刻の手続きをしていたら
「キョンタ」なんて呼ぶのは 千尋
「どうした?遅刻したのか?」
あんたには言いたいこと一杯だよ・・・・
「寝坊」
ぶっきらぼうに答える。
「マジで?ごめん 俺今日早く出たからさ」
「いいの アタシが悪いんだから
気にしないで」
と言いながらも アタシの言葉はとっても剣がある。
「今度から一声かけるか?」
前はさ アタシがかけてやったのに
「いいよ 今日はたまたま……」
すり抜けようとしたとき 千尋に掴まれた。
「な 何?」
「ソファーのクッションの羽根ついてる
髪の毛てきとーだな」
そう言うと 千尋はアタシの髪の毛から羽根をとって
悪戯っぽく笑った。
「あのクッションさ 破けたのかな・・・・」
それアタシが昨日 クッションにあたって
弱ったんだよ・・・・・
千尋の指につままれた羽根に思いっきり
息をふきかけた。
優しくしないでよ・・・そう言いたかった。
でも アタシたちは 家族だもんね・・・・・。
「キョンタ」なんて呼ぶのは 千尋
「どうした?遅刻したのか?」
あんたには言いたいこと一杯だよ・・・・
「寝坊」
ぶっきらぼうに答える。
「マジで?ごめん 俺今日早く出たからさ」
「いいの アタシが悪いんだから
気にしないで」
と言いながらも アタシの言葉はとっても剣がある。
「今度から一声かけるか?」
前はさ アタシがかけてやったのに
「いいよ 今日はたまたま……」
すり抜けようとしたとき 千尋に掴まれた。
「な 何?」
「ソファーのクッションの羽根ついてる
髪の毛てきとーだな」
そう言うと 千尋はアタシの髪の毛から羽根をとって
悪戯っぽく笑った。
「あのクッションさ 破けたのかな・・・・」
それアタシが昨日 クッションにあたって
弱ったんだよ・・・・・
千尋の指につままれた羽根に思いっきり
息をふきかけた。
優しくしないでよ・・・そう言いたかった。
でも アタシたちは 家族だもんね・・・・・。