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タイトルに惹かれて読み始めました。 予想通りに京都の街が細かに描写され、移り行く季節とともに棲む人びとの生き生きとした生活感があります。 きっと作者様は実際に京都や関西に住まわれたか、縁が深いお方なのでしょう。そうでなければ、相当入念に下調べや取材をされたのでしょうね。リアリティが素晴らしいです。 1ページにみっしりと書き込まれて長いのですが、それぞれの登場人物のやり取りが面白く、また何人もの人生のドラマが重なって目が離せません。 何気ない中にこれからの未来を示させる終わり方が素敵でした。