幼馴染の甘くない愛情Ⅰ
「彼氏と離れたのに嬉しいの?」
「だから、彼氏じゃない…敵」
「そうなんだ?あ、名前言ってないよね。俺、須藤拓篤」
そう、ある意味敵。
あたしの気持ちなんて知らない大雅。
須藤拓篤(スドウタクマ)といった彼は
大雅と比べると天使の微笑み。
「須藤君ね。覚えた」
「拓篤でいいよ。それじゃあ、また」
「あ、ありがとう」
そう言って彼は友達らしき
人のところへ行ってしまった。
かっこよかったなぁ…
「おせぇ」
こいつに比べると
月とスッポンって感じ。
大雅も顔だけは
ずば抜けてるけど性格が…