幼馴染の甘くない愛情Ⅰ
「無理なもんは無理だって…」
「ならお前がA組」
埒があかない…
そこでチャイムがなる。
「もう、同じ高校なんだからそれで十分でしょ!」
「俺に口答えか?」
「ひっ!」
「まぁいい。また偶然、3年間一緒だもんなぁ」
偶然なんてよく言う。
あたしがどこを受けるか調べて
自分も受けたくせに…
嫌がらせもここまで来ると
関心…してる場合じゃない。
「覚悟しとけよ瑠奈」
そう言って大雅は
A組の方に歩いて行った。