幼馴染の甘くない愛情Ⅰ





「……はぁ」




ため息をつきながら
あたしもB組に入る。


淡い期待なんて抱くだけ無駄。

だけど、また3年間一緒じゃ
忘れるものも忘れられないよ…








ほとんどの生徒が席についていて
遅れて入ってきたあたしを見る。



う゛…気まずい。




「瑠奈」




そこにはさっきの男の子。


名前…忘れた。




「ここ空いてるから座りな。席決まってないみたいだし」

「…ありがとう」




助けられてばっかりだ~





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